地域での『町づくり』でのコミュニティマネージャの必要性
こんにちは、コミュニティマネージャの宮脇信行です。
今日は最近認知度がようやく上がってきたコミュニティーマネージャ(CM)についての話をしよう
基本的にCMは企業の中で必要な仕事であるが、実は地域でこそ必要なのではないかと俺は考えている
それどころかむしろ、地域で活動してる人たちにこそ学んでもらいたい
まずはCMって何だって人に説明しよう
CMとは企業のサービスやブランドの目的を達成させるためにコミュニティーを作成、成長させ管理する役割を担う人の事である
だが、企業だけの話ではなく、ここでは地域づくりをしてる人たち(NPOなど)のCMとして考えていく事にする
そうなるとCMの定義はこうなる
「それぞれの地域の目的を達成させるためのコミュニティーを作成、成長させる役割を担う人」
もちろん、『地域の目的』と微妙な表現なのは、地域によって目指すところが違うからだ
どのような目的であってもCMが行う仕事の基本は変わらない
それでは、CMとはどういった具体的に仕事なのかを話そう
CMには大きく4つの仕事がある
1.現実的なコミュニティ管理
2.ユーザの声の収集
3.ソーシャル情報の収集
4.意思決定への協力
本来は企業向けで考えるところだが、これらを地域のNPO向けに考えてみよう
1.現実的なコミュニティ管理
まずは、コミュニティー形成が必要だ。それが無ければCMは要らない
具体的にはFacebookグループを作って管理したり、そこでのユーザの交流がうまく行くよう管理することだ
また、地域でのイベントをユーザが常に把握できるように情報告知など、実際的な管理や運用を行う
2.ユーザの声の収集
ユーザ(地域ではその地域の人や観光で訪れた人、興味を持ってくれた人などを指す)のコミュニティ参加率を高めるために、イベントの立案と実施を主導する
開催したイベントではユーザの提案やニーズ、アイディアを聞き、それらを開発チームに知らせる
ユーザが何を望んでいるかの情報を多数集めるためにコミュニティーの育成を図る
3.ソーシャル情報の収集
常にあらゆるメディアへの露出状況を把握する
結果を確認しなければ効果を図ることができない
ソーシャルメディアの新しいツールや成功事例を把握し、他の組織や企業がそれらをどう活用しているかを知ることで、新技術をいち早く導入できるようにする
これら情報収集の為に各種ソーシャルメディアを使用できるようにする
4.意思決定への協力
コミュニティからのフィードバックや提案、苦情を吸い上げ、記録する
ここが重要だが、それを『すぐに活用できる形』で管理者へ伝える
より良い意思決定や提案ができるよう、コミュニティに参加しているユーザについての理解を高めることに努める
必要に応じてサービスに対するフィードバックを行ったりNPO内部のその他の活動に参加する
4つに分けているが、それぞれは連携している
個別に行う仕事ではなく、すべてがシームレスに行われることが重要だ
出来ること、しなければならない事をはっきりさせることも重要である
CMは「なんでも屋さん」的な仕事だとは思う
人手があるならこれらを数人で分けれ行う方が効率的かもしれない
次回はCMに必要な能力について考えてみたい