人生が停滞している、と感じる瞬間がある。
特別な失敗をしたわけでもない。
大きな不満があるわけでもない。
それでも、なぜか前に進んでいる実感がない。
こういうとき、多くの人は「もっと頑張ろう」と考える。
努力が足りないのかもしれない。
覚悟が足りないのかもしれない。
自分をそうやって責め始める。
でも俺は、少し違う見方をしている。
人生が停滞するとき、問題は自分ではなく、
環境のほうにあることが多い。
そしてそのときに有効なのが、
「環境を変える」という選択だ。
結論を一言で言う
人生が停滞するとき、
必要なのは努力の追加ではなく、環境の切り替えだ。
同じ場所、同じ景色、同じ人間関係の中で、
急に違う結果が出ることはほとんどない。
流れを変えたいなら、
まず「立っている場所」を変える必要がある。
なぜ環境を変えると、人生が動き出すのか
人は、自分が思っている以上に環境の影響を受けている。
考え方、判断の基準、感情の揺れ方。
その多くは、無意識のうちに周囲から形づくられている。
同じ環境に長くいると、
それが「当たり前」になる。
違和感があっても、
「そういうものだ」と処理してしまう。
以前書いた
「旅で人生を豊かにする方法」
でも触れたが、
移動には思考の前提を壊す力がある。

場所が変わるだけで、
「それ、本当に必要か?」
という問いが自然に浮かぶ。
これは意志の力ではない。
環境が変わることで、思考が勝手に動き出す。
だから、停滞を感じたときほど、
環境を変えることが合理的な選択になる。
俺の体験:止まっていたのは、俺じゃなかった
正直に言うと、
俺も何度も「人生が止まっている」と感じたことがある。
忙しい。
やることは山ほどある。
周りから見れば順調に見える。
それなのに、手応えがない。
決断が重い。
何かが噛み合っていない。
以前は、それを全部「自分の問題」だと思っていた。
もっと考えろ。
もっと耐えろ。
もっと頑張れ。
でもあるとき、
思い切って環境を変えてみた。
旅に出た。
日常から物理的に距離を取った。
そこで分かったのは、
止まっていたのは俺じゃなく、環境だったということだ。
同じ場所に留まり続けている限り、
同じ刺激、同じ判断、同じ感情が繰り返される。
それでは流れが変わらないのも当然だった。

環境を変えた瞬間、
思考が軽くなった。
選択がシンプルになった。
停滞していた感覚が、自然とほどけていった。
環境を変えるとは、大きな決断じゃなくていい
ここで誤解してほしくないのは、
環境を変える=人生を全部変える
という話ではない。
仕事を辞める必要もない。
引っ越す必要もない。
人間関係を断ち切る必要もない。
ほんの一時でいい。
・場所を変える
・時間の使い方を変える
・視界に入るものを変える
それだけで、思考は動き出す。
旅は、その最も分かりやすい方法の一つだ。
でも必ずしも遠くへ行く必要はない。
大事なのは、
今の環境から一度、距離を取ること。
停滞しているときほど、
その距離が効いてくる。
次に動く前に、自分に問いかけたいこと
人生が停滞していると感じたとき、
自分に問いかけてほしいことがある。
「俺は今、
この環境を選び続けているだろうか。」
もし答えに迷うなら、
それは行動の問題ではなく、
立ち位置の問題かもしれない。
次は、
「動ける人と動けない人の決定的な違い」
というテーマで、
環境と行動の関係を、もう一段深く掘り下げる予定だ。
https://www.papa-r.info/why-some-people-move/
人生を動かすきっかけは、
いつも静かだ。
そして多くの場合、
環境を変えるという小さな選択から始まる。
