今の時代、選択肢は山ほどある。
仕事のやり方、生き方、旅のスタイル。
調べれば、正解らしきものがいくらでも出てくる。
それなのに、
「やりたいことが分からない」
「決められない」
「動けない」
という声は、むしろ増えている。
不思議に思えるかもしれないが、
これは自然な現象だ。
選択肢が多すぎると、人は動けなくなる。
これは意志の弱さでも、覚悟不足でもない。
脳の仕組みとして、そうなっているだけだ。
結論を一言で言う
人が動けなくなる最大の原因は、
選択肢の多さそのものにある。
選択肢が増えるほど、
人は慎重になり、
失敗を避けようとし、
結果として何も選べなくなる。
だから必要なのは、
正解を探すことではなく、
選択肢を減らすことだ。
なぜ選択肢が多いと、人は決められなくなるのか
人は選ぶとき、無意識にこう考えている。
- もっと良い選択があるかもしれない
- 間違えたらどうしよう
- 後悔したくない
選択肢が少なければ、
多少の不満があっても決められる。
でも選択肢が多いと、
「最適解」を求め始めてしまう。
すると、
- 比較に時間がかかる
- 判断基準が揺れる
- 決断の責任が重く感じる
こうして、思考は止まる。
第4週で書いた
「動ける人と動けない人の決定的な違い」
でも触れたが、
動けない状態の多くは、準備不足ではなく判断過多だ。
https://www.papa-r.info/why-some-people-move/
情報が多い時代ほど、動けなくなる理由
今は「調べれば分かる」時代だ。
成功例も、失敗例も、ノウハウも、注意点も揃っている。
一見すると、
失敗しにくい良い時代に見える。
でも実際は逆だ。
情報が多いほど、
人は「失敗しない選択」をしようとして、
動けなくなる。
これは真面目で、責任感のある人ほど陥りやすい。
選択肢が増え、
情報が増え、
比較軸が増えるほど、
決断は重くなる。
俺の体験:選べなかったとき、何が起きていたか
俺自身、
選択肢に囲まれて動けなくなった時期がある。
やるべきことは分かっている。
方向性も見えている。
でも、どのルートを選ぶか決めきれない。
「もっと良い方法があるかもしれない」
「今決めるのは早いかもしれない」
そうやって考えている間に、
時間だけが過ぎていった。
振り返ると、
そのときの俺は、
選択肢を増やす努力ばかりしていた。
環境を変えたことで、
その思考が止まった。
第3週の
「人生が停滞したとき、環境を変えるという選択」
で書いた通り、
環境が変わると、選択肢は自然に削られる。
https://www.papa-r.info/change-environment-when-stuck/
削られたことで、
やっと決められた。
動ける人は、最初から選択肢を絞っている
動ける人をよく見ると、
最初から選択肢をたくさん持っていない。
・やらないことを決める
・今は選ばない道を切る
・条件を一つに絞る
こうして、
「決めやすい状態」を先につくっている。
これは楽をしているわけじゃない。
決断にエネルギーを使いすぎないための工夫だ。
選択肢を減らす、いちばん簡単な方法
もし今、
決められずに止まっているなら、
おすすめの方法がある。
それは、
場所を変えることだ。
旅に出る必要はない。
でも、
- いつもと違う場所で考える
- 物理的に距離を取る
- 情報から一度離れる
これだけで、
選択肢は驚くほど減る。
この考え方の前提は、
「旅は贅沢ではなく、人生のメンテナンスだ」
という補助記事で整理している。
https://www.papa-r.info/life-maintenance-through-travel/

次に進むための問い
もし今、
選べずに止まっているなら、
自分にこう問いかけてみてほしい。
「俺は今、
選択肢を増やしすぎていないか。」
動くために必要なのは、
正解を見つけることじゃない。
選択肢を減らし、
一つ選ぶ環境をつくることだ。
次は、
「やりたいことが分からない本当の理由」
というテーマで、
この“選べない状態”のさらに奥を掘り下げていく。
https://www.papa-r.info/why-you-dont-know-what-you-want/
