タカラッシュで大冒険をやってきたぞ!
TEC(TAKARUSH EXTREME CLUB)とは?
宝探しイベント製作会社であるタカラッシュさんの究極の宝探し専門の会員制クラブです。
詳しくはタカラッシュさんのHPをご覧ください。
イベントとしては今回のような究極の宝探しを行なっています。
正直言って、こんなに面白い謎解きイベントは他にはないです!
最近の謎解きが短時間で簡単に遊べるものばかりになってしまい、この業界で20年からやってると全くつまらないって状況でしたから本当に嬉しいイベントです!
2月末までは紹介キャンペーンをやってるので興味ある方は紹介いたしますよ!
入会の登録で紹介者の名前と会員番号を記入して申し込んでください。
会員番号:00000038
紹介者氏名:宮脇信行
冒険の始まり(黒龍の書)
11月1日(木)そいつは届いた!
クロネコで届いたこいつだが、品名のところに「宝の地図」と書いてあった。
間違いではないが、宅急便のお兄ちゃんはきっと笑ったと思う・・・
黒龍の書の解読
届いた黒龍の書がこれだ。
龍が巻きついた絵とその後ろの文様、丸く文字があり、更に用紙の外側に色の違う月と象形文字のヘンがある。
まずは丸く書かれている文字を解読することから始める。
正直これは簡単だ。文字が右の象形文字と上にある月の色の組み合わせになってることはすぐにわかると思う。
そこから右上の色ってことも含めて「いろは歌」を使う。
黒龍の書をよく見ると薄い色でマス目になっていることもわかると思う。
それを表にするとこんな感じだ。
これを使って文字を読むと以下のようになる。
つきがひらくりゅうのしまで、傅左をさがし、こくりゅうをかかげよ。
はくりゅうは、そこにあらわる。
ここまではこの宝の地図が届いて30分で終わった。
ここからが大変だったんだ。
龍の島って呼ばれてる島は日本中にたくさんある・・・
黒龍はこの地図だろ?黒龍の書って書いてるしなw
ってことは、この先に白龍の書があるってことだな!
これで江ノ島自体が龍の島として候補に上がってたのでほぼ確定。
あとは『傳左』が見つかればいいのだが・・・
そして黒龍の書の図自体の問題。
これは明らかに伊豆半島。
◎が大室山で◯が小室山の位置に合致するという事実。
伊豆半島ではない江ノ島がどう関わるのか?
などという不安を持ちながらもチームメンバーの遠征の日がきた。
11月30日の寝台列車で関東に向かった仲間が12月1日/2日と調査に向かう。
そして1日の朝から江ノ島を探してる仲間が『傳左』を発見!
実は初期の検索では全くヒットしなかったのがこの頃にはGoogleで1番に表示されるようになっていたのだ。これはTwitterの他の探索者の投稿でもわかる
黒龍のアレ、ググると一番上に最有力候補が上がるようになった…大勢の人が調べたのかな、先発隊は一体どうやって辿り着いたのか。
— さわ (@hanpen_tw) 2018年11月22日
先に色々調べてくれた友人達と、車を出してくれる友人と、先発隊の皆々様に感謝します。土曜に現地入りします!#タカラッシュ#TEC
結論から言えば「中村羊羹店」のことだ。
詳しくはリンク先を見ておくれ。
ちなみに背景の模様の白いやつはここの模様だ。
ここで白龍の書が手に入る。
メンバーたちはこの日の宿は伊豆半島への移動があるとふんで静岡県の三島にとっていた。
ゲットした白龍の書の画像を共有して解読に入る。
文章から月が関係する。形を変える。なんって場所がこの絵柄の場所だろうと検索していく。
チームメンバーが強力で助かるがその日のうちに場所が特定される。
実際にこの図を地図に重ねるとこうだ。
西伊豆の堂ヶ島だ。
潮の満ち引きで島への道があらわれる「トンボロ」の島だ。
ここが我らが縄張に設えた形を変える隠れ家というわけだ。
ここに翌日の12月2日に仲間たちが向かった。
そこからの報告は驚くものだった。
まず、赤いX印の場所、岬のトン先だと思われるがそこには行けない。
側のホテルにお願いして入らせてもらっても行けないのだ。海から船で行けというのか???
なんて行ってると、メンバーの一人が妙なものを海の向こうの洞窟の奥に見つける。
あれ、龍じゃないのか??
と行っても海を渡らないとはっきりわからないぞ!
実はここにはこんな海が間にある。
写真のように少し浅くなってる岩の頭を飛んで行けば渡れるのだが・・・
滑るかもしれないし、危険だ。
幾ら何でもこれはないのではないのか?
結局、ここでヒントとなるものを見つけることができないので、この周辺を調査し、この日の調査は終了した。
この後の会議でここの調査と、他に怪しい場所を翌週末にアタックすることになった。
ここのアタックには引き潮のタイミングが必要だ。
調べると12月8日(土)の午前11時半ごろが引き潮だ。
その時間にここに到着できる予定で準備をする。
そして仲間が特殊装備をアマぞっていくとのことだ。
これならなんとなかる!
2泊3日で冒険へ出発
12月7日(金)、実は前日がとある会の忘年会だった。そのまま金曜日は有給を取り、2泊3日で現地へ!
朝一の飛行機で羽田へ。その後、京急>JR>江ノ電(乗りたかったw)で江ノ島へ。
目的はわかってるし、本日は伊豆は無理なのでのんびり観光w
まあ、クリスマスシーズンにおっさん一人でいく所ではないなw
ということでこの日は「白龍の書」をゲットしてホテルに向かう。
失敗したのはホテルを少し前に予約していて伊豆に取ってなかったことだ。
藤沢駅の駅前のホテルだったために、この先2日間、毎日通うことになった。
白龍の書
ここでもう一度、白龍の書の解読をしてみよう。
構造は5つの文章でできている。(マス目の角の三角の区切り模様がある)
- 「月を道しるべに我らの縄張りに設えた形を変える隠れ家へ」
- 「黒龍が赤龍佇む宮への道を示す」
- 「社の側で鏡の裏をみよ」
- 「我らの宝はそこに映される」
- 「宝は赤い満月が陰る天に」
「月を道しるべに我らの縄張りに設えた形を変える隠れ家へ」
解釈としては色々できるが、「月を道しるべに」の部分は2パターンで考えた。
まずは月の影響による潮の満ち引き。この部分がすぐ後ろの「形を変える」にかかると考える。もしくは「黒龍の書」の上部に月があることから、そのまま「黒龍の書」と考える場合。
どちらにせよ、縄張にある隠れ家(形を変える)に向かへってことだ。
縄張は「黒龍の書」で龍が巻きついていることから伊豆半島。
形を変える隠れ家は「白龍の書」の左の図から西伊豆の堂ヶ島。
そうそう、堂ヶ島を調べるときに気が付いたけど、調査に使うGoogleMapだが、地図のままではだめだ。必ず航空写真モードで使うことが必要だ。
「黒龍が赤龍佇む宮への道を示す」
ここから先はゴール地点(と思われる場所)まで行った経験から記事を書く。
というのも、ここの段階ではここから先の文章は仮定でしかないからだ。
まずは、黒龍だが最初は黒龍の書を意味すると考えていた。
実際は、堂ヶ島横の洞窟の中に設置されているものだった。
先ほどの写真の洞窟の奥に見えてるのが黒龍だ。
そしてその黒龍が赤龍のいる神社がどこにあるかを教えてくれる。と解釈する。
「社の側で鏡の裏をみよ」
赤龍がいる神社を見つけたら、その側にある鏡を裏を見ろ。
側をどのくらいの距離感で考えるのか?って思う部分と、「鏡の裏」が問題点。
案としてカーブミラーとか出たが、それは時代考証からもないだろう。
結果から言うと「水鏡の裏」もしくは「鏡裏」の意味で鏡の中ってのがある。
そこが怪しいってことだった。
「我らの宝はそこに映される」
先ほどの鏡裏に宝が映される。ここに宝があるかもしれないとも考えたが、もう1文あることから多分、最終的な宝のある場所へのヒントがあると考える。
「宝は赤い満月が陰る天に」
これがお宝業界(最近の人はこの言い方、知らないんだろうな)で大昔から言う所の極ピンだと考える。
これは現地に行かないと絶対わからないと思われる。ので、放置でOK
堂ヶ島で大冒険!
静岡県の三島でレンタカーを借りる。レンタカー屋が8時からなので8時に到着するように6時半にホテル(神奈川県藤沢市)を出発。
三島の駅前でレンタカーを借りて一路堂ヶ島へ!
途中で休憩しながら現地着が2時間ちょっとかかり、10時過ぎだった。
そこで先行していた仲間と合流。何年かぶりの再会だった。
写真の向こうの方にいるのが仲間の家族だw
ここで洞窟へ渡る予定だったが、前の週の状態より波が高い!
海がかなり荒れていた。
例の洞窟の前もこんな感じ。
およそ1時間後が干潮だからもう少し引くとは思うが、こここのまま渡るのは命がけの大冒険だw
だが、うちのメンバーは強烈だ。
特に今日一緒してる「黒猫」ちゃんはお宝業界ではクイーンと言われるような人。ここを渡るための装備もあるので、ここを渡ることになる。
ここは黒猫ちゃんに任せる方がいいだろうと判断。
干潮まで1時間くらいあったのでその時間を他の探索に使うために、俺は移動を開始。
そしてそのままどうしても潰しておきたかった下田への移動を開始する。
下田市へ入り、あと少しで目標というところで連絡が入る。
黒猫ちゃんが何かを見つけたようだ。車をコンビニに止めて確認をする。
「黒龍が赤龍佇む宮への道を示す」
まさにこの文章通りに次の宮を示す地図があった。
上からの写真はだとこうだ。
大と書いた◎と小とかいた○
これは黒龍の書にあるものと同じであるので、「大室山」と「小室山」に該当する。
上の変な絵がなんなのかわからない。
が、行くべき先は伊東市であることは間違いないだろうとおもわれるので進路へ変更する。
ちなみにこれが黒猫ちゃんの雄姿だ!
アマゾンで買った胴長を装備して安全を考え、完全に海の中を進んでいる。
まさに大冒険だ!
えと、安全面とかいろいろあると思いますが、これは大人の遊びです。
安全は自分で担保してやるものですよ。
そういう意味でタカラッシュへのクレームはやめましょうね!
右上はなんだろうって言ってると仲間の一人が「黒龍の書」の龍の目と同じだと気がつく。
ただし、向きが逆だ。
ここから検索をかけてこれを龍眼寺と断定する。
これで線を引けばいいわけだが、正解の神社がどこと完璧に特定するには角度の問題とかあるので微妙だ。
伊東市内で候補になりそうな神社はいくつかあるが、その中でも有力候補は2つ
竜宮神社と龍神社だ。
ひとまずは、南側の竜宮神社に向かう。
伊東へ
ほとんど下田にいた俺はそこから1時間半ほど車を走らし、伊東市へ向かう。
竜宮神社についたのは1時過ぎだった。
ちょうど目の前の牛丼屋で牛丼を食いながら情報収集。
食後に探索に向かう。
しかし、ターゲットとした竜宮神社はこんな感じの小さな神社だ。
はっきり言ってなんもないw
側って書いてたよな?
と裏を見るとすぐ裏に別の神社がある!
竜宮神社のすぐ裏に八幡神社があった。
白龍の書の気になっていた部分、ちょうど真ん中あたりを横向きに読んだら「龍宮社裏」って言葉が見える。
これってここの事じゃない?
ほら鳥居も堂ヶ島の石板と同じで赤だし!
と、結構時間をかけて探索するも、鏡も龍もない。
まあすぐには見つからないだろうしと、次の神社へ移動する。
本命の龍神社に向かう。
細い道で車を止める場所がなく、いったん前を通過して山に登ってしまうw
ぐるっと回って少し離れた場所に車を停めて、歩いてくると、こんな感じで急な階段が見える。
これ結構きつく、雨の直後だったら滑って危ない感じの神社でした。
お社にはちゃんと龍もいる。
これは怪しいぞと、そばにあるはずの鏡を探すが無い・・・
なぜだ!!
ここで小1時間、1人でいるとだんだん怖くなってきた。
横に手水鉢が2つあるのが気になるが、片方は枯葉、もう片方は汚れた水が入ってるだけだったので、水を落ちてた小枝でかき混ぜるだけでスルーした。
結局、この日は昼過ぎから夕方まで伊東で神社巡りをした。
お賽銭で財布の小銭がすべてなくなったw
伊東から山越えで三島まで戻る。夕暮れの中で富士山がきれいに見えた。
いい発見ができなかった中でちょっといい風景が見れて嬉しかった。
翌日は熱海まで電車で出て、熱海でレンタカーを借りた。
ここで問題発生ですぐに借りれると思ったらさすが観光地で3件目でやっと車があった。(ちゃんと予約をしておこう!)
熱海から伊東までは1時間もかからない。
10時くらいに伊東に入り、再び神社巡りが始まる。
途中からは普通に神社巡りの観光にw
一人探索は集中力を持ち続けるのが大変でした。
まあ素敵な風景を見れて良かったかな?
この日は羽田まで戻って飛行機で帰らないといけないので少し早めにタイムアップ!
残念だが、続きを関東のメンバーに任せて帰路に就いた。
吉報!
翌週末(12月15日)に、関東のメンバーが二人再度アタックに行くことになった。
朝から情報を収集しつつ吉報を待つも迫る夕刻。
ほとんどあきらめかけた夕方にその吉報は届いた!
なんとあの「龍神社」で発見したそうだ。
なんと、あの汚い水が入ってた手水鉢が目的物だったのだ。
水と落ち葉を排除すると底に文字が彫ってあった。
まさに鏡裏!!
火赤「我が最大の印を白龍に刻め、宝は中心に」
ついに次のステップへ!
上の「火赤」を黒龍の書の上でみると、伊豆半島の地図の下田付近になる。
文章の方がいまいち解読できないが、最大の印は黒龍の書でちょうど伊豆半島に隠れている「 三つ鱗 」北条家の家紋ではないのか?と考え、白龍の書に刻むとこうなる。
中心に見える言葉は以前から読めていた文字が見える。
「龍宮社裏」
下田の龍宮社裏に向かうことになった。
翌日(12月16日)、メンバーの一人が、下田の龍宮窟へ向かう。
ここは上部に龍宮神社があるのだ。
そしてついに・・・
忘年会の後の始発新幹線!で日帰り大冒険!
前週の仲間の探索で確定の案件ではあるが、自分たちも応募しないといけないため、下田へ向かうことになった。
実は22日は私の会社の「もちつき大会」23日は会社の忘年会と行事が詰まってる中で、24日の始発の新幹線で日帰りで向かう事となった。
忘年会をいつもより早めに切り上げ、ホテルに戻り(いつも宴会の時はホテル泊w)翌日に備える。
下田へ
朝6時発の新幹線で、まずは静岡の三島へ向かう。
正直数時間前まで呑んでいたので、みんな二日酔いw
典子はガチ二日酔いで新幹線の中では完全にグロッキーだった。
富士山が見えた!って思うとちょうど山頂に雲がw
ちょっと残念!
三島でレンタカーを借り、10時(岡山から4時間かかる!!!)に出発。
目的地の龍宮窟に12時半過ぎに到着。
紅の豚の秘密基地のモデルだとか、上から見るとハートに見えるとか言われてるところです。
クリスマスイブという事もあり、大勢いの人でにぎわっていました。
社に到着すると、先客(ハンター)がw
待っているとさらにお客様(ハンター)が!
とりあえず、前の方が終わるのを待って社の裏へ。
裏にはこんな石灯篭が設置されていた。
赤い満月もあり、これだ!ってなります。
ここで重要なのは「白龍の書」の最後の文章!
「宝は赤い満月が陰る天に」
赤い満月が陰る天にとある。陰るというのがいまいちわからないのだが、天と言う以上、上側に何かあるって事だろう。
応募フォームもここだとちゃんとボタンが押せる。
すると、宝の写真を送れと出る。じゃあちゃんとした宝があるってことだ。
この石燈籠の上を調べると・・・
なんと宝珠が取れて中が空洞になっていて何か入っている!
これよほど自信がないと出来ないですねw
一歩間違えると破壊工作ですわ
中からは、手掘りの像が出てきた。
こいつがお宝だ(多分w)
現時点(2019年1月3日)ではまだ公式に発表になっていないので、多分と書きますね。
これの写真を撮って応募した。
実はここで問題が発生。
共に行ったメンバーのうち一人だけがソフトバンクだった。
ソフトバンクはこの場所付近で電波が悪く、応募がまともにできなかった。
結局、僕のサブスマホでデザリングしてそこから応募した。
ハンター諸氏にはソフトバンクだけだとこの先の探索で不利だと思われるのdocomo系の格安スマホを持つことをお勧めする。
北条政子なのか?
さてさて、ここまでの謎で最大の謎は「黒龍の書」の「我を暴け」ではないのか?
この木像から我々は「北条政子」ではないかなと推測している。
木像の姿はまさに彼女の良く知られている姿であるし、巡ってきたあたりには彼女の物語がたくさんある。
そして彼女自身が「龍になった女」なんて小説の題材にされるくらいだから…
ただ、不安なのが、この宝探しががここで終わりだったのかどうか?
北条政子絡みでどこかに行けというならそれもありかもしれないとおもう・・・
そして下田に別れを告げ・・・
岡山に戻ったのが9時。
クリスマスイブの駅前はライトアップがきれいだった。
これで今回の冒険は終わりだ。
次は春からの次のシーズン。
また楽しんで全国各地を巡りたいと思う。
このイベントの面白さは謎を「推理」して、その現場に行き、「検証」し、再び「推理」して・・・
っていう流れにある。
昨今流行の謎解きとの違いはこの流れをゆっくりとしたスパンでやるという事。
そして「推理」の部分が「妄想」であるという事。
主催者(タカラッシュ)が考えた物語が正解で、いくらそれらしくてもタカラッシュと同じでなければ正解ではない。
ここが宝探しのだいご味だ。
次回を楽しみにしています。